賃貸に住んでいると、「もっと収納を増やしたいけれど壁に穴をあけられない…」なんてお悩みはありませんか?
そんなときに大活躍するのがディアウォール。床と天井で木材を突っ張る仕組みなので、壁を傷つけずにしっかりと柱を設置できます。
今回は、私たちが実際にディアウォールを使って“壁一面”の棚を作った体験談を、失敗例やコツとあわせてご紹介します!DIY初心者の方や賃貸住まいの方でも気軽にチャレンジできるので、ぜひ参考にしてみてください。
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まずは施工前の状態をご紹介します。
彼氏の趣味や仕事関連の本がズラッと並んでいる棚があるこのスペース。実はずっと「サーフボードや観葉植物を飾れるような棚がほしい」と思っていました。賃貸なので大がかりな工事は避けたい…。そこで登場したのがディアウォールです!
必要な道具は5つ!
DIY初心者の方でも取りかかりやすいように、今回使用した道具をまとめました。
ディアウォール×2
床と天井に木材を突っ張るための定番アイテム。テレビやSNSでもよく紹介されています。
2✕4(ツーバイフォー)材×2
柱となる木材。長さ2インチ×幅4インチが規格サイズで、どのホームセンターにも置いてあります。購入後に自宅の天井高さに合わせてカットしてもらうと楽チンです。
BRIWAX×1
木材用のロウ系ワックス。ペンキのようにベタ塗りにならず、自然なツヤとカラーを楽しめます。色のバリエーションが豊富で、アンティーク風からナチュラル仕上げまで自由自在です。
棚となる板×1
お好みの長さ・幅にカットして使います。今回は地震対策として重い物は置かない想定で、幅30cmの板を選びました。
棚受け×2
棚板を支えるための金具。アンティークな雰囲気を狙うなら、デザイン性が高いものを選んでみてください。重量がかかる部分なので、「ネジ穴の数」「強度」は要チェックです。
作り方:初心者でもかんたん!
1.木材全体にBRIWAXを塗る
- まずは2×4材と棚板にワックスを塗り込みます。仕上がりに大きく差が出るので、丁寧に塗るのがおすすめ。
2. ディアウォールを使って柱を設置
- ワックスが乾いたら、床と天井の高さに合わせてカットした2×4材の上下にディアウォールをはめ込みます。
- 天井の高さにピッタリ合うかどうかはしっかり確認しましょう。
3. 棚受けを柱に取り付ける
- 柱となった2×4材に、ビスで棚受けを固定します。
- このとき「左右の高さが合っているか」「棚受けが水平か」をチェック。
4. 棚板を棚受けに乗せる
- 棚受けに棚板を設置し、ビスで固定すれば完成間近です。
- 重いものを置く予定がある場合は、棚板をしっかりネジ留めしておくと安心。
5. 完成!
全体のバランスや高さが希望通りになっているか最終確認して、DIY終了です。
我が家の失敗例と対策
失敗ポイント
2〜4の手順をまとめて“床で”作業してしまったところ、いざ壁まで運ぶ途中で「バキッ!」という音が…。棚板と棚受けが外れてしまいました。
対策
柱を先に立ててから棚受けと棚板を取り付ける
運ぶ際に余計な力が加わって壊れないよう、一連の作業は設置場所で組み立てるほうが安全です。
水平器がなくても大丈夫!?
今回は水平器がなかったので、小さなボールを棚板に置いて転がり具合をチェックしながら微調整しました。
最終的には目視も駆使し、意外と水平を保てたので「専用の道具がないからできない」と諦める必要はありません。
もちろん水平器があるに越したことはありませんが、なくてもなんとかなる例としてご参考ください。
まとめ
ディアウォールを使った賃貸向けDIYは、
- 壁を傷つけずに収納スペースを増やせる
- 好きな高さや幅にカスタマイズできる
- 比較的低予算で作れる
というメリットがたくさん。棚の幅を変えるだけで、インテリアの印象も一気に変わります。DIY初心者でも、必要な道具をそろえれば思いのほか簡単に取り付けられるので、ぜひチャレンジしてみてください!
「サーフボードも飾れて、観葉植物も置ける棚が欲しい!」という夢が叶ううえ、インテリアの雰囲気をぐっとおしゃれにしてくれるはずです。
賃貸DIYの可能性を広げるディアウォール、あなたもぜひ試してみてはいかがでしょうか?